どーも!
食いしん坊ライターのひろうすです!
( 〻ˇωˇ )φ
いつも美味しい料理を作ってくださる料理人やシェフの方々!
その料理人やシェフたちの素顔に迫るインタビュー企画!
今回は西天満にある大阪スープカレーのお店「スープカレーなっぱ」の店主 中村さんにお話を聞いてきました!
「スープカレーなっぱ」と言えば、つい先日に発売された『究極のカレー2021』にて総合グランプリを受賞したばかり。
そんな輝かしい功績を受賞される直前に、ちょうどインタビューができていたんです(*’▽’)
グランプリを受賞した中村さんの素顔、そしてカレーに対する熱い想いなどについて迫っていきます。
まさかのカレー屋さん『イーカ スーク (EeeK-A-Souk)』でインタビュー!
ハーブを中心にさまざまなスパイスを使った料理を楽しめるイーカ スーク (EeeK-A-Souk)にてインタビューを決行!
フレンチなど多様な経験を持つシェフが作る多国籍料理が魅力のお店で、夜でもスパイスカレーがいただけます(*’▽’)
インタビューではあるのですが、気づけば料理を本気食いしてカレー談義に花を咲かせてしまいました(笑)
あ、でもちゃんとインタビューしていますのでご安心を!
それではさっそくお話を伺っていきたいと思いますー。
※ その前にイーカスークさんの店舗情報をどうぞ(/・ω・)/
イーカ スーク (EeeK-A-Souk)店舗情報
料理好きの兄に影響を受けてキッチンに向かうも……
こちらこそありがとうございます。
まさかお酒飲みながらインタビュー受けるとは思ってませんでした(笑)
さっそくなんですが、中村さんが料理を始めたきっかけってなんですか?
兄が器用に料理をこなす人で、欧風カレーやシチューなどの煮込み料理が得意でよく作っていたんですよ。
そこから料理に興味を持ち始めましたね。
カレーも最初は兄が作っているのを真似して作っていました。
ちなみに、20歳くらいまでは全く料理もできなかったんですよ。
でもある時に「お前もある材料でなんか作れ」と兄に言われて、初めて作ってのが「パンチャーハン」という謎の料理です!
チャーハンの具と角切りにしたパンをフライパンで炒めるんですが、パンが全ての油を吸って究極に不味いものが出来上がりました(笑)
運命のカレーとの衝撃の出逢い!自作カレーで見えた光
カレー屋さんになると決めたのはいつくらいなんですか?
19歳の時ですね。今から20年前です。
カレー好きの兄が食べて感動したというお店に連れて行ってもらいパキスタンカレーを初めて食べた時、鮮烈なスパイスの香りに衝撃を受けました!
あれはまさに運命の出逢いだったと思います。
兄弟で一緒にカレー屋を開くという夢を持つくらいに、美味しさに衝撃を受けたのを覚えています。
でも兄は就職して別の道を歩いていき、僕も一旦は岡山県の企業に就職してサラリーマンとして3年間働くことになりました。
でもその間に岡山中のカレー屋へ出向いてカレーを食べまくり、カレー研究に没頭していました。
家でも欧風カレーなどを作って試作と研究をしていたんですが、正直自分の店を持つのはもっと先の老後の夢だと思っていました。
カレー作りの基礎を固めるためにフランス料理の世界へ
最初からカレー屋で働かずにフレンチの道を進んだのはなぜですか?
自宅でカレーの研究をしていたある日、フランス料理のレシピ本にあったエビのビスク(スープ)をバターライスに絡めて食べる料理を作ったんです。
それがめちゃくちゃ美味しくて、さらにそこへスパイスを加えることでもっと美味しいカレーが出来るのではないかと考えたんですよ。
そこから独学でフランス料理のスープやソースの作り方を学んでいくうちに、これをカレー作りに活かせると思ったんですよね。
このことがきっかけで、最初にフランス料理を本格的に学ぼうと決めました。
その先に今のスープカレーの完成形があったということなんですねー!
そうですね~。
飲食店での経歴は、岡山から大阪へ出てきてフレンチの修行を5〜6年。
その後にダイニングバーで5年間働いていました。
実は働いていたお店でもスープカレーを作って出していたんですよ。
でもその時のスープカレーは今のようなスープとご飯の一体型スタイルではなく、札幌スープカレーのようなセパレートスタイルでしたね。
一体型スープカレーは大阪人の『新しいもん好き』によって受け入れられたスタイル
今では有名は大阪スパイスカレーのスタイルのように、スープカレーでも一皿の中でいろんな味を散りばめたいと思いました。
ただ、札幌スープカレーのように深い丼鉢へスープを入れてしまうと、その中でいろんな味を散りばめることが難しいんですよ。
それならば、少し深めの平皿を使ってみてはどうかと考えてみたんです。
ご飯とカレーを一緒に盛れることで食べやすくなりましたし、スープと混ざることなくさまざまな味わいをお皿の中に散らすことも出来るようになりましたね!
このビジュアルは厳密に言うとスープカレーではないので、スタイルの変更には少し葛藤もあったんです。
でも大阪のお客さんが『新しいスープカレー』としてこのスタイルを受け入れてくれたおかげで、今の形に落ち着くことができました。
また思い出したら食べたくなってきちゃったんですが、新作カレーの開発はやっぱり大変ですか?
新作のスープカレーは1ヶ月くらい試行錯誤をし、100%の状態でメニュー化するように努めています。
自分が納得いった味のスープカレーを提供したいと思っているので、毎日改良と試作の連続です。
あと、素材やスープの量を考えつつできるだけ豪華な見栄えや盛り付けを意識しています。
味に関しては一口目のインパクトがドンと来るスープカレーを意識して作っています。
これからも記憶に残るようなスープカレーを目指していきます。
総合グランプリの御旗を背に大阪から新天地の岡山へ!
最初にInstagramで知ったときは驚きましたよ。
お店の移転は以前から考えていて、最初は大阪の箕面などで次の店舗を探していたんですよ。
でもしっくりくる物件がなくて……。
それで探す範囲を少し広げて奈良や岡山辺りの物件を探した時に、岡山の馴染みの場所で絶好の物件を発見したんです!
昔の職場も近いなど運命的なものを感じて、「これはこの場所へ行くべきなんだろうなぁ」と思って岡山への移転を決断しました。
岡山での新店舗オープンは来年春頃を予定しています。
ゆくゆくは夜の営業でカレー以外の料理も出してみたいですし、冷凍カレーの発送などもやってみたいと思っているので、新しいことに挑戦していきたいですね。
ただスタッフなどの募集をどうしようか迷っているんですよ~。
今の西天満で働いてくれている歴代スタッフのどなたかが岡山へ来てくれたら嬉しいなと密かに思ってます(笑)
次の岡山の店舗はとにかくめちゃくちゃ広い物件なんですよ!
自然がたくさんある場所なので、綺麗な景色も楽しめると思います。
本日は貴重なお時間をいただいてありがとうございました!
札幌スープカレーのようなセパレートスタイルではなく、スープとライスが一体となったスープカレーなっぱ独自のスタイルで完成された一皿は別次元の美味しさ!
大阪を離れてしまうのはちょっと寂しいですが、岡山に移転しても必ず食べに行きます!
新しいスタートを踏み出す「スープカレーなっぱ」と中村さんの活躍に今後も大注目ですよ!
「スープカレーなっぱ」店舗情報
住所
大阪府大阪市北区西天満4-13-1
営業時間
[平日]11:15~14:30(L.O.14:00)
[土日]10:00~15:00(L.O.14:30)
定休日
不定休、日曜営業